日々あろくろくじ。
通信大卒業生が猫やら旅やら学習やらをつづる雑記帳
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2009/12/09 20:30
笑う警官笑う警官
監督:角川春樹
原作:佐々木譲
脚本:角川春樹
出演:大森南朋、松雪泰子、宮迫博之、忍成修吾、大友康平、鹿賀丈史ほか

北海道で実際に起きた警察の汚職事件を基にした同名小説を映画化した社会派サスペンス。角川春樹が11年ぶりにメガホンを取り、女性警察官変死事件の犯人に仕立て上げられた仲間の無実を証明しようと奮闘する刑事たちの活躍を描く。


今週いっぱいで上映終了だったので観てきました。
原作未読ですが・・・なんというか。・・・うーん、微妙。


「俺たちは傷ついた戦士だな・・・」発言に
笑いをこらえるのが辛くって辛くって泣く (すみません、大森さん)

コメディ映画ではありません。念のため。


感想はこちら↓に(ネタバレ注意)・・・


北海道警と札幌が舞台。しかも「15時間以内に真犯人をみつけないと・・・!」というタイムリミット・サスペンスということでちょっと期待したんだけど、スピード感もハラハラ感もまったくなく。。。「北海道」である必要性もまったくなく。。。

しかも北海道が舞台としながら、北海道でほとんどロケをしていない。道警のスキャンダルがネタなのでそこから撮影許可を取るのは難しいのかもしれないけど、赤レンガや大通り公園といったいわゆる「THE サッポロ」なものだけじゃなく、普通の街並みとか道路とかも表現していなければ場所の移動と時間の経過にリアリティが感じられないのですよ。
(すすきのにあるという設定のバー「BLACK BIRD」はメイン舞台=セットというのはいいとして、恵庭の古物商には思わず苦笑。谷川五郎のアパートも北海道の部屋としては少々小さいかもしれない)

一番残念なのは佐伯&津久井の関係をしっかり伝え切れていないこと。本編の事件が起こる数年前、潜入捜査をしていた佐伯&津久井が取引相手のマフィア春樹(笑)に身分がバレたにも関わらず生還できた一件を、「なんとか逃げて一命を取り留めた」という言葉の説明だけで片付けるのはどうだろう??ここの描き方が足りないために、二人の「絆」とお互いを「戦友」と認め合う理由付けが完全に不足している感じは否めません。
さらに、その後の夕焼けのシーン。あまりにもクサイ演技で、演者である大森さん&宮迫さんが気の毒に思えてしまった
(この映画は監督の指示により、全体通して台詞をゆっくり目でしゃべっているそうです)

百条委員会に向かう終盤のシーンでも、特殊部隊(SIT)や暗殺者が出てくるのに「おとり」に気をとられてターゲットを逃がすって・・・。プロの仕事とは思えず腑に落ちず。



道警の不正を暴くための内部告発。身内の中にいるスパイ。そしてお互い分からないまま潜む緊張感。
物語上重要なこれらの「肝」は描ききれておらず、徹底されていない。
東大キャリアvs私大キャリアの内輪もめ、挙句の果てに謎の黒幕ご登場・・・って、どこが「社会派サスペンス」?(^^;

元々のタイトルは『うたう警官』。「うたう」とは「証言する、密告する」の意味だそうです。
冒頭、自殺した警官が日報に書き残した「私はうたっていない」というメモでしか「うたう」という言葉がピックアップされませんが、佐伯も津久井もその他の刑事たちもこの映画の登場人物はみんなこの言葉をキーワードに動いている。よってストーリー的にもインパクト的にもタイトルは『うたう警官』の方がぴったり来るような。



監督はリアリティよりスタイリッシュを重視したそうですが、「ではスタイリッシュとは何か?」と別な意味で考えさせられる映画かもしれません。スタイリッシュ=「ジャズとスローテンポ」という演出はバブル期止まり??いっそのこと時代設定を1980年代にしたら納得できる。いや、そのころは携帯電話やインターネットがないからダメか。うーん。。。

ちょっと残念な出来だったので、返って原作を読んでみたくなりましたわ。

笑う警官 (ハルキ文庫)
佐々木 譲
角川春樹事務所
売り上げランキング: 2942
おすすめ度の平均: 3.5
3 原作と映画を見比べて
4 改題する必要はなかったが、内容は面白かった。
3 北海道警察の実際の汚職事件がモデル
4 北海道警上層部VS所轄署刑事たちの攻防!!
3 弱っちくもいぢらしい

















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